アウター、インナーどっちを鍛えるべき?
ピラティスではよく「インナーマッスルが大事」と言われます。
でも実は、インナーだけ鍛えても体は仕上がらないし、
逆にアウターだけ鍛えても不調や痛みが出やすいんです。
結論はシンプル。
“どちらも必要”
そしてこの二つを バランスよく使える体=理想的に動ける体 です。
それぞれの役割を知る
🟦 アウターマッスル(表層の筋肉)
・腕、脚、お尻、背中など外側から見える筋肉
・大きな力を発揮する
・動く・走る・持ち上げるなどの動作で活躍
・鍛えると体のラインがはっきり見える
→ いわゆる「ボディラインを作る筋肉」。
🟩 インナーマッスル(深層の筋肉)
・姿勢を支える
・呼吸の質を上げる
・関節を安定させる
・見た目には分かりにくいけれど、体の基盤になる筋肉
→ 体の「軸」や「土台」。
■ どちらか一つでは不十分になる理由
▶ インナーマッスルだけ鍛えた場合
・姿勢は安定するけれど見た目の引き締まりが弱い
・筋力が足りず運動量が増えない
・動作にパワー不足を感じやすい
→ “姿勢は良いのに引き締まらない”状態になりがち。
▶ アウターマッスルだけ鍛えた場合
・見た目は引き締まるが、体が固くなる
・肩こり、腰痛、膝痛などの不調が出やすい
・反り腰や巻き肩につながる
・無理に力みが入る
→ “頑張ってるのに体が痛い”状態に陥りやすい。
ピラティスは「インナー」だけではなく両方鍛えられる。
ピラティスが優れているのは、
インナーを働かせた上でアウターを使うことができる点。
たとえば…
・コアを安定させたまま脚を動かす
・呼吸で肋骨を整えながら腕を使う
・骨盤を中立に保ったままお尻の筋肉を鍛える
これができると、
「必要な筋肉を、必要な分だけ」使える身体になります。
結果として、
・お腹がスッキリする
・脚のラインが整う
・肩こり・腰痛が減る
・姿勢が安定
・トレーニングしても体が痛くならない
という“疲れない美しい動き”に変わっていきます。
アウターマッスルもインナーマッスルも、どちらも大切。
どちらかだけではなく、二つの筋肉が協力して初めて“理想の体”が作られる。
ピラティスはそのバランスを優しく整えてくれる、まさに“体を育てるトレーニング”。
体を引き締めたい方も
不調を改善したい方も
姿勢を整えたい方も
ぜひ参考にしてくださいね。









